エレミヤが祈り、叫んでいる場面です。困難の状況の中にいる時、誰もが神は私を見捨てられたと感じることがあるはずです。エレミヤもその一人でした。絶望している人への励ましのメッセージです。
イスラエルの民はエレミヤの預言に耳を傾けず、エルサレムが破壊されることはない、そんなこと起こるはずがないと信じ込んでいましたが、しかし、それがまさに起こりました。これは恐ろしいほどに今の時代との類似性が見られます。
涙の預言者と呼ばれたエレミヤが泣いている箇所です。たとえ希望が見いだせない状況であっても、神が良いお方であることは変わらず、神の憐みは尽きません。
イスラエルの民に、エルサレムに神の裁きが降りかかるのを、エレミヤは目撃しています。なぜこのようなことが起こったのか?40年以上も、神はエレミヤを通して裁きを避けるために語っておられました。真理を選ぶのか、偽りを選ぶのかは私たちに委ねられています。
エレミヤが自分が預言していたエルサレムの崩壊が実際に起き、それに対する嘆きが書かれているのが哀歌です。民の罪が何をもたらしたのかが、生々しく表現されています。それは私たちの罪の結果でもあります。